■Living Without You / Manfred Mann's Earth Band
前衛的なチャプター・スリーの活動を経て第4章に入ったマンフレッド･マンの活動はアース・バンドを率いてのものでした。シンセの大胆な導入、わかりやすいメロディと意表を突くカヴァー曲の選択がこのバンドのスタイルで、72年のデビュー作「Manfred Mann's Earth Band」(Phillips)では、
ランディ・ニューマン作でNGDBも取り上げた地味な"Living Without You"を派手なシンセで彩る曲にしてしまってます。ここまで大衆的にならなくても〜という感慨は
プログレの歴戦の勇者たちが集まったエイジアにも通じる部分があって、10年早くMMEBは同じようなアプローチをしてたのだなあ…と思う次第。マン(syn)、ミック・ロジャース(g,vo)、コリン・パテンデン(b)、クリス・スレイド(ds〜後にファーム）のオリジナルメンバーです。
