■Fat Old Sun / Pink Floyd

原子心母

原子心母

「原子心母」('70)はA面の大作よりもB面の小品の方が好みです。とりわけデイヴ・ギルモアの独り舞台な"Fat Old Sun"は大好き。こういう曲を聞くとある時期までのピンク・フロイドは、「イギリスのアメリカ」的なフォークロックをまじめにやっていた事がわかりますね。スライドも多用されてめくるめく世界が展開されてます。"デブでよろよろの太陽"という邦題もいいです。ジャケットにはアルバムタイトルもない事で有名。ちなみに牛の名は、「吉田君のお父さん」ではなく「ルルベル三世」とか。