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SDGを脱退したスティーヴ・ウィンウッドが仲間と結成した新バンドがトラフィックで、熱いR&Bを期待したリアルタイムな人たちがおそらくずっこけたろうsitarが入った牧歌的なやつが"Paper Sun"です。5位まで上がるヒットとなり、レーベルも大いに潤いました。SDGのファンが期待してたような音をあえて外した戦略を、後年ジャム解散後のポール・ウェラーがスタイル・カウンシルで取りました。そのsitarの旋律を含めてインド的なラーガ・ロック(ビートルズがインドっぽいものを導入したのが66年なんでめちゃくちゃ新しいわけではないですが)は、無名だったデイヴ・メイスンの存在も強くアピールしてます。WIP6002。