island
最後はフェアポートの歌姫、サンディー・デニーです。声の張りというか力がありますね。フェアポートを辞めてから旦那のトレヴァー・ルーカスとフォザリンゲイを組んだり、ソロを出したり、ゼッペリンの4枚目のゲストで歌ったり、フェアポートに復帰したりと…
大詰めです。この40曲では一番最近のものかなあ。U2は、デビューからしばらくは特徴的なギター・バンドという印象でしたが、ある時ライバル視されてたエコバニやビッグ・カントリーなどを軽く抜き去って別のジャンルに行ってしまうくらい突き抜けてしまった…
アラン・ボウン・セットのvoだったジェス・ローデンがロバート・プラントがいたバンド・オブ・ジョイのメンバーと組んだのがブロンコで、カントリー・ロックと紹介される事が多かったのですが、もっとソウルフルな音です。セカンドの「Age Of Sunlight」に入…
よく言われるように米MTVのOA最初の1曲がこれだったという。なんか象徴的な出来過ぎの予言ナンバー。イエスに加わるトレヴァー・ホーン(後にZTTレーベルを興しフランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドをこの世に出した)とジェフ・ダウンズ(後にエイジア)によ…
フリー〜シャークス〜アンディー・フレイザー・バンドと活動を続けたアンディ・フレイザーも70's後半はソングライターとしての活動がメインになってきてましたが、古巣のIslandに戻っての久々のソロ「Fine Fine Line」('84)をリリース。しっかり80'sの音でス…
ドクター・バザーズ・オリジナル・サヴァンナ・バンドのオーガスト・ダーネルがキッド・クリオールを名乗りコーラス隊のザ・ココナッツを率いてリリースしたデビュー作「Off The Coast Of Me」からディスコヴァージョンの”Lili Marlene”です。エキゾティック…
ロッド・スチュワートの持ち歌として知られた"Sailing"のオリジナルはスコティッシュのイアンとギャヴィンのサザーランド兄弟の2年の「Life Boat」からによるもの。スコットランド出身の兄弟デュオで、奏力強化の為クイヴァーと合体します。こっちのオリジナ…
ケイトとシンディの盛り上がったビーハイヴ・ヘアが印象的だった米ジョージア出身の4人組がB-52'sです。Islandレーベルのニュー・ウェイヴ路線に乗っかる形でクリス・ブラックウェル社長が自らprodしたデビュー作からの”Rock Lobster”はもともとインディー時…
日本ではLPがポリドールから出てたような記憶があるアーサー・ルイスは、レゲエ・アーティストではなくファンキー・ロック。クラプトンにディランの”Knockin' On Heaven's Door”をレゲエアレンジでやる事を教えた、みたいな事が昔から言われてましたが、この…
アート〜スプーキー・トゥースのgtr、ルーサー・グロヴナーの初ソロはIslandレーベルの仲間(ミック・ラルフス、ジム・キャパルディ、ジョン・ホークンら)が こぞって参加した1枚で、いろんなタイプの曲が入ってます。タイトル曲の”Under Open Skies”は、フ…
78年にPolydorからアルバムデビューしたパワーポップのザ・ドジャーズは、それ以前にIslandからシングルを出していました。このバッドフィンガー・ライクな"Don't Let Me Be Wrong"もそうで76年のリリース。kbはインディアン・サマーのボブ・ジャクソンで彼…
Islandレーベルには2つのサード・ワールドと言うバンドがあったという話。1つは前にも取り上げたジャマイカ出身のレゲエのバンド。もう一つは末期トラフィックにスティーヴ・ウィンウッド(kb,g,vo)がアフロ系のレミ・カバカ(ds,perc,g.vo)、アブドゥール・ア…
元々はジュライというサイケバンドにいたメンバーが解散後ジェイド・ウォリアーを名乗ってVertigoからデビュー。中心となったのはマイク・オールドフィールドの「Tubular Bells」で印象的なfluteを吹いていたジョン・フィールド。プログレに入れてもおかしく…
70's半ばにはレゲエのアーティストと言うとボブ・マーレーかこのジミー・クリフが代表選手でした。その名前を一躍有名にした映画「ハーダー・ゼイ・カム」は日本ではずいぶん後になって公開されたもので、クリフは主演し歌っています。当時のジャマイカの社…
IslandがディストリビュートしたNYのZEレーベルの存在もまたニュー・ウェイヴ・Islandを強くイメージさせました。ZEの歌姫だったクリスティーナが80年に出したデビュー作からオーガスト・ダーネル(=キッド・クリオール)作の"Jungle Love"は、ニュー・ウェ…
アラン・ボウン・セット〜ブロンコ〜バッツ・バンドを経てやっと自分のバンドをスタートさせたジェス・ローデンは、70'sにはフランキー・ミラー、ロバート・パーマーと共にソウルを感じさせる英国人シンガーとして一部で注目を浴びていました。ニュー・オー…
ケイト・ブッシュが現れるまで英ロックの天才少女枠は17歳でIslandと契約したクレア・ハミルの為にありました。基本線はフォーク系のsswで、デビュー作の「One House Left Standing」は渡英した米カレイドスコープのデイヴィッド・リンドレーやジョン・マー…
Asylumの酔いどれsswのトム・ウエイツが英Islandと契約したのにはビックリでしたが、古い題材をモチーフに取りながらこれまでにない新しさを出していたのも新鮮でした・「Swordfishtrombones」('82)に入った”In The Neighborhood”は救世軍の楽隊のような歌で…
僕が一番レゲエを聞いてた80's初めに神だったリズム隊が、スライ・ダンバーとロビー・シェイクスピアのブラック・ウフルーのリズムセクションでした。バハマのコンパス・ポイント・スタジオを根拠としたブラック・ウフルーはの「Chill Out」('82)からのタイ…
マイク・ハリスンとゲイリー・ライトの2枚看板の強力なvoを持ったスプーキー・トゥースは初期にはへヴィ・ロック路線を打ち出していながら2台のkbを有し。ザ・バンド的な匂いも放っていた個性的なバンドでした。「Two」('69)に入った”Better By You Better T…
しかしこの暑さの中、一瞬ですが温度が下がったような錯覚を起こす清涼感(もしくは荒涼感)があるキング・クリムゾンの「宮殿」からの2曲目。前曲の荒々しさから一転して「静」の部分を受け継いだリリカルな曲。イアン・マクドナルドの吹くfluteの軽やかな感…
スパークスは実はものすごく苦手だったりするのですがパンク以前のロックとNew Waveを結ぶ重要な存在としてIslandではロキシーと同じくらい象徴的な存在だったと思います。元々はハーフネルソンと言う名前でBearsvilleから(!)デビューした米国バンドで、…
PILのジャー・ウォーブル、カンのホルガー・シューカイ、U2のジ・エッジによる共作アルバム「Snake Charmer」('83)は当時結構話題になったミニアルバムでした。ジャンル的にはダブ的手法を使ったニュー・ウェイヴながら、明るいファンク的なムードもありまし…
ニルヴァーナは、パトリック・キャンベル=ライオンズ率いる英サイケのユニットで、初期にはきらびやかでノスタルジックなポップナンバーを連発。今では英ソフトロックとして人気ですけど、ストリングスまみれでどうも…ヒットシングルではないですけど"Oh Wh…
フェイシズを辞めたロニー・レインが組んだスリム・チャンスはザ・バンド的な土くささを持ったユニークなバンドでした。ライヴは音楽以外にも誌の朗読や手品など見世物的な色合いが濃かったらしいです。GMからIslandに移った最終作「One For The Road」('76)…
後期トラフィックに、マッスル・ショールズの有名なスタジオ・ミュージシャンだったデイヴィッド・フッド(b)とロジャー・ホーキンス(ds)が参加する事は有名ですが、そのきっかけは前年に録音されたキャパルディーのソロ「Oh How We Danced」での感触の良さだっ…
複雑な成り立ちが背景にあるルネッサンスのオリジナル・メンバーが、77年に集まって結成したイリュージョンは、初期ルネッサンスの音楽をポップにしたような音で、これが77年というこうした音楽に逆風だった時期なのがいかにも惜しいです。継続していたアニ…
クオーターマス解散後のピート・ロビンソン(kb)が後にブランドXのモーリス・パート(ds,perc)、ツトム・ヤマシタ・グループのアリン・ロス(b)と組んだのがサン・トリーダーです。編成はクォーターマスと同じgなしのトリオですが、オール・インストでジャズロ…
Harvestを離れてIslandに移籍したケヴィン・エアーズの力作「The Confession Of Dr.Dream」は、当時無名だったルパート・ハインをprodに起用したものです。軽やかな曲と重い曲が両方入ってまして、後者はニコも参加した組曲のタイトル曲。プログレ的なものを…
バーズ研究家のシド・グリフィン(g,vo)のロング・ライダーズは81年にLAで結成されたニュー・ウェイヴ世代のフォークロックバンドで、84年にデビュー。セカンドの「State Of Our Union」からIslandと契約しています。ペイズリー・アンダーグラウンドと言われ…