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■If I Could See an End / Savoy Brown

Hellbound Train

Hellbound Train

フォガット結成の為にメンバーが抜けた穴を、アイドル・レースからデイヴ・ウォーカー(vo)、チキン・シャックからアンディ・シルヴェスター(b)、デイヴ・ビドウェル(ds)、ポール・レイモンド(kb)と補強したサヴォイ・ブラウンの71年は、メンバーチェンジが米スワンプ・ロック的な意外な効果を生み出しました。もちろん従来のブルーズ・ロックのスタイルを継続しつつCCR的な骨太なロックっぽいムードも出し、72年の「Hellbound Train」は米チャートでトップ40入りするなど最大のセールスを記録しています。こんなのサヴォイ・ブラウンじゃねえと思われる向きもあるかと思いますが、この路線意外とイケます。ただしウォーカーがフリートウッド・マックに参加するなど(「Penguin」)長続きはしませんでした。"If I Could See an End"はちょっとステイタス・クオーを思い出します。