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【島の人々 49】

John Barleycorn Must Die

John Barleycorn Must Die

短命に終わったブラインド・フェイスを経て「Mad Shadows」と題されたソロに着手したスティーヴ・ウィンウッドでしたが、ジム・キャパルディ、クリス・ウッドの参加により、これが結局再編トラフィックの「John Barleycorn Must Die」となりました。大麦の神様を歌ったタイトル曲は有名なトラッドで、「一度刈り取られ(死に)、アルコールとなって甦り人々を幸せにする」という話。ここでのフォークっぽさは、フェアポートなど同時代のエレクトリック・トラッドなバンドに通じるものがありますし、インストパートを強化した"Glad"などは、ジャズっぽい印象です。IPLS9116。