【河馬】18・Sabre Dance
クラシックの楽曲をロック化、というのは黎明期によくあったアイディアですが、ハチャトゥリアンの"剣の舞"を疾走感あふれるハードロックにしたラヴ・スカルプチャーは実はすごいです。ウェールズで結成された3人組でレーベルのRegal Zonophoneがブルーズ・ロックのブームに目を付けて作らせた「Blues Helping」でデビュー。問題の”Sabre Dance”は、2枚目の「Forms And Feelings」に収録されていますが、長いです。解散後デイヴ・エドモンズはステージでこの曲を短いヴァージョンでよくやってましたが、同じような事を考えたスポンテイニアス・コンバッションも73年にカヴァー。グレッグ・レイクがprodした若手のバンドでプログレ的な曲、ポップな曲両方できる器用なバンドでした。シングル曲として"Sabre Dance"はリリースされましたが、A面のオーソドックスなヴァージョンに比べると、B面の”And Now For Something Completely Different! - Sabre Dance”は、ロバート・フリップのprod。メロトロンも入った異色の出来です。つべにあるのはA面なんで残念。最近ではボーナストラックで聞けますが。