スモール・タウン・トーク

【河馬】66・Small Town Talk
オリジナルの"Small Town Talk"が入ったボビー・チャールズの「Bobby Charles」は、いわゆるウッドストック系の癒し系、枯れ系の名曲名演がワンサカ詰まった至福の傑作です。リック・ダンコとチャールズの共作のこの曲は、77年に出たダンコのカヴァーによってやっと日本でも一部に広まった気がします(チャールズのこれも、カヴァーしたベター・デイズのセカンド(ジェフ・マルダーが歌います)も、ジャッキー・デシャノンのも日本では紹介されなかった)。と書きながら、イヴォンヌ・エリマンの「Rising Sun」('75)は出てました、そういえば。スティーヴ・クロッパーのprodで、クラプトン・バンドの女性シンガーとして日系のルックスのまた親しみやすかった。元々は「ジーザス・クライスト・スーパースター」のロンドン・キャストのマリア役で有名になった人で、Purpleから出た最初のソロもザ・フーからザ・バンドまで結構凝った選曲でした。原曲をなぞるようなアレンジですが思わぬ拾いものでした。