ロング・ピース・No3 Part2

ロック関係のオルガンというと、クラシック由来、ジャズ・R&B由来の大きく2つに分かれると思うのです。前者は一部のプログレ系、後者は更にハードロック系、モッズ系、サイケ系等にも分かれてゆくのですけど。デイヴ・スチュワートの場合はクラシック由来でありながら、サイケ、ジャズを経由してるのがおもしろいです。カンタベリー周辺は英国の音楽的ビートニク集団が集まってたのでそういう環境の影響もあったのでしょう。初期のキャリアであるエッグでは、後のハットフィールズ〜ヘルスの様な歪ませ方はまだないのです。70年のセカンド「Polite Force」(Deram)に入ったこの曲を初めて聞いたのは「クロスオーバー・イレブン」でした。