#4忘れえぬ人

ラニー&ボニーに一番早くコンタクトを取った英国人はデイヴ・メイスンだそうです。トラフィックとして活動しながら米南部のR&Bへの憧憬を隠さなかったメイスンは、サイケデリック・ポップな初期トラフィックの音の中でもやはり少し浮いてました。クラプトンと共にデラニー&ボニーの69年のロンドン公演を見て感化されたジョージは、すぐさまフレンズの一員としてD&Bのツアーに同行するのですが、先輩メイスンも一緒に加わっております。その流れでジョージの「All Things Must Pass」にも参加。そのお礼を込めて73年のメイスンの「It's You Never Left」にも"If You've Got Love"で印象的なスライドを聞かせております。クレジットはSon Of Harryでした。