■ギャンブラー('71米)


監督:ロバート・アルトマン

あえてジャンル分けすると西部劇ドラマだけど、例えばジョン・ウェイン型の西部劇とは対極の位置にあるものです。主人公のウォーレン・ベイティーは女々しいギャンブラーで、殺し屋との勝負には勝つが、最後はさびしく、そして人知れず死んでゆく。そしてその愛人の娼館の女将(ジュリー・クリスティー)は、ベイティーが死ぬ瞬間にも阿片窟にて阿片を吸っている。レーナード・コーエンの歌が要所要所で流れ、ナレーションと言うか主人公の心象風景を語ります。ひいきのシェリー・デュヴォールも登場、キース・キャラディンが橋の上で撃たれるシーンは、ほんとにびっくりでした。