グレン・フライ

グレン・フライの単独リードvo曲は、意外と多くなく、ファーストでは3曲、「Desperado」では2曲、「On The Border」では2曲(2人で歌うのはあと2曲)「One Of These」では1曲(2人ではあと1曲)、「Hotel Calif」、「Long Run」では1曲ずつです。良くも悪くもイメージとしての「バンドの顔」ですがプレイヤーとしてもヴォーカリストとしても、グレン以上の才能がある人がいるのでしょうがない。しかし単独で歌ったほとんどがシングル曲、代表曲となっているのはすごいです。あえて3曲選ぶと、まずこの"Lyin' Eyes"。

辛辣な歌詞の割のトロピカルな曲調、その乾き加減が実に心地いい。ヘンリーのシャイロウ時代の盟友ジム・エド・ノーマンのピアノもさわやかです。

再結成後の、特にフェルダーを解雇してからのイーグルスを、揶揄して、(株)イーグルス、と呼んだりしてましたが、あれは事実上グレン&ヘンリーでジョーとティモシーは派遣みたいなものです。途中参加だし、外仕事が昔から多かったジョーは、もうビジネスと割り切ってるようで、それで内容が素晴らしければまた別ですが、ベスト盤を乱発し焦らし、大して意味のない箱モノを出し、その挙句出た「Eden」はがっかりするくらいの出来でしたので。

グレンの歌う2曲目は”James Dean”です。こういうロケンローなイーグルス曲では、昔からリードはグレンと決まっております。共作者のサウザーもライヴでやっております。

デトロイト出身でイーグルス以前はR&B好きだったグレンが、解散後プレッシャーから解放されて、趣味の世界に没頭したのもわかります。初ソロ「No Fun Around」はルーファスのメンバーをバックにしたノーザン・ソウル的な1枚で、要所要所にバラードを配するという売れ線も意識したものでした。ソロでの初来日、僕は名古屋で見てますが、キャピタルズの”Cool Jerk”もカヴァーしてましたが、イーグルスの曲は、3曲だけでした。

グレンの歌う3曲目は、”Take It Easy”です。初期には♪My daddy was a hadsome devil~の一節がアカペラで加えられていました。このオランダのライヴはアコースティックセットで、ヘンリーがボンゴ叩くやつです。