フリートウッド・マックの50年=1=前史

今年2017年でフリートウッド・マックは結成50周年だそうです。ざっくりとアルバムを追って振り返ってみます。まず前史。

マックのルーツの歴史は、63年のシャインズ(Cheynes)に遡ります。ミック・フリートウッド(ds)がピーター・バーデンス(kb〜後にキャメル他)らと組んでいたポップバンド。アイズレーの"Respectable"をカヴァーしています。

この後2人は、ピーター・グリーン(g)、デイヴ・アンブロウズ(b〜後にブライアン・オーガーズ・トリニティ)とピーター・Bズ・ルーナーズ(Peter B's Looners)を結成。なんと言ってもジミー・ソウルのヴァージョンで有名な"If You Wanna Be happy"がサイコーにグルーヴィー。

このバンドは66年にはそのままショットガン・エキスプレスへと移行。ロッド・スチュワートとベリル・マースデンの男女voをフィーチャーしていましたが、あくまでもスウィンギン・ロンドンに咲いたポップ・バンドでシングル1枚で終わってしまいます(EMI系のParlophoneらしく権利関係にうるさくつべにはありません、ケチ!)。そしてグリーンはジョン・メイオールのブルーズブレイカーズへクラプトンの後任として参加。「Hard Road」をリリースした後にフリートウッドが合流。当時ブルーズブレイカーズにはジョン・マクヴィーが既にいた為、ここで3人が出会う事になります。意気投合した3人は新たに新バンドを結成、それがフリートウッド・マックです。
この辺の前史は「Fleetwood Mac Family Album」('98)一部入ってます。

Family Album

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