イアン・ペイス

現在まで唯一のオリジナル・メンバーとして参加するイアン・ペイスは、参謀ジョン・ロードのよき理解者としてPAL、ホワイトスネイクにも参加しています。パープル解散後大半の雑誌は、PALがロードのクラシック趣味+プログレ風と予測してましたが、相方のトニー・アシュトンとのかつての共演盤やアシュトンのバンドの音楽性を考えれば、ブラスの入ったファンキーロックになることは予想できたはずです(きっぱり)。bassのポール・マルティネスは、メロディー・メーカー誌のバンド仲間募集欄に「当方有名バンド也、アメリカン・スタイルのベーシスト急募 初心者不可」の広告で応募してきました。数回のライヴと1枚のLP(2枚目の録音中に解散)で消えたのはあまりに惜しい!