【くれないの人たち】マイケル・ジャイルズ

初期の2枚で叩いてるマイケル・ジャイルズは、結成前からのフリップの仲間でしたが、ツアー疲れもあって脱退、その後マクドナルド&ジャイルズを経てセッション活動に入りました。実に渋いところで顔を出したりしてるのですが、個人的にはブリジット・セント・ジョンのBBCライヴで、メンバー紹介の際「オリジナル・キング・クリムゾン、マイケル・ジャイルズ」のコールに大きな拍手が沸いたのが印象的でした。今日紹介するのはキャラヴァン他のbass、ジョン・G・ペリーのソロ「Sunset Wading」('76)で、ジャズロック、フォークの要素を取り入れた牧歌的コンセプト・アルバムの傑作です。2分20秒過ぎから始まる"How Goes The Night"は、ジャイルズ=ペリーの切れのいいリズムが印象的です。絡むviolaはキャラヴァンのジェフリー・リチャードソン。ブリティッシュもヨーロピアン・ロックだ!というウルトラC的コンセプトで、キングのユーロロックシリーズからLP化された事が懐かしい1枚です。