グレイトフル・デッド・ライヴ

今ではライヴ盤の数の方が圧倒的に多いのですが、70'sの現役当時まず革新的な「Live/Dead」と言う2枚組があって、次にall新曲&カヴァーで構成された「Grateful Dead」('71)がありました。デビュー作と同名タイトル(そっちはTheがついてましたが)なのでジャケットからskull&rosesとも言われています。ライヴ盤がベスト盤とほぼ同義語だった当時、観客にとって聞きなれない曲ばかりで構成したライヴ盤は珍しく、つまり新曲がたまたまライヴ・ヴァージョンで収録されているといった味わいです。マール・ハガード、ジョン・フィリップス、チャック・ベリー、クリス・クリストファソンなどのカヴァーはデッドと言うバンドのカントリー方面でのルーツを探るのにぴったりです。更に演奏面でもゴドショー夫妻をフィーチャーした時期と比べると華やかさには欠けるかもしれませんが、シンプルで力強い。この時期のkb、ピグペンの白いブルーズも聞きものであります。
https://www.youtube.com/watch?v=RaYfA7tfT1g