ナショナル・ヘルス 

ハットフィールド&ザ・ノースとギルガメッシュが合体する形でスタートしたナショナル・ヘルスはカンタベリーのジャズ・ロックの集大成で、言うまでもなくスーパーグループでした。結成は75年でデイヴ・スチュワート(kb)、フィル・ミラー(g)、ピップ・パイル(ds)、アマンダ・パーソンズ(vo)のハットフィールズ組に、ギルガメからアラン・ガウエン(kb)、ニール・マレイ(b)が参加。メンバーの出入りは複雑でエッグのモント・キャンベル(b)やビル・ブラフォード(ds)らが加わっていた時期もあります。契約してくれるレコード会社がなく77年にファーストは録音されていましたが、Affinityからリリースされたのは78年。その時点でガウエンもマレイもアマンダも脱退しています。フリー・フォームなジャズロックでありながらこれぞカンタベリーと言った感じの"Tenemos Roads"の力強さは本当に素晴らしい。何度も書いてますが米Visaから出たLPはフェードイン、フェードアウトを繰り返した組曲形式に編集されていて、最初そっちで聞いてたんであとからつながったオリジナルを聴いてびっくりでした。

https://www.youtube.com/watch?v=vj9ZUHju7JE