【名曲リレー116】get#2
■By The Time I Get To Pheonix / Glenn Campbell
アリゾナ州フェニックスもカンザス州ウイチタもテキサス州ガルヴェストンもみんなグレン・キャンベルの歌で地名を覚えました。"By The Time I Get To Pheonix"は、ジム・ウェッブがキャンベルに書いた一連の曲では最初の部類でしょう。ちょっとあっさりした、盛り上がりに欠ける曲ですけど。フェニックスもアルバカーキーもオクラホマ・シティも地図で確認(そういう事が好きです、今も)すると、彼女が眠ってる間に(別れて)男性は、フェニックスに向かい、アルバカーキーを経てオクラホマ・シティにつく頃(トランジットなのか)、その女性は別離を身を持って実感するだろう、という歌。別れの地点はロス・アンゼルスと思われ、ずいぶん回り道してオクラホマに向かうなあ、というのを調べたサイトもありました。手が切れる様なあざやかなストリングスも素敵です。認知症による引退が報じられたグレン・キャンベル。老いることとはこういう事なのかと考えさせられます(家族の顔を忘れても歌詞は忘れないと書かれたニュースもありました)。