【読書歴】1 星新一のこと

北杜夫はむずかしくて(エッセイよりも物語を読みたかった)、小6の頃は星新一ショートショートに夢中でした。当時まだ新潮文庫には「ボッコちゃん」と「ようこそ地球さん」くらいしか入ってなくて、講談社文庫が多かったかなあ。背が黒で白抜き文字の時代。「声の綱」とか「ノックの音が」とか統一感がある短編集も、雑多な寄せ集め(褒めてます)も好きでした。あと「ほら男爵・現代の冒険」という短編集も和田誠のイラストを含め大好きでした。これはミュンヒウゼン男爵ことほら吹き男爵を主人公としたユーモラスな奇談の数々です。