【読書歴】15・ラヴクラフトとクトゥルーもの

今ではゲームの世界やらで、≪旧支配者≫の名前も一般的ですが、僕がこの辺を手に取りだした頃、青心社の「クトゥルー」と言うハードカヴァーが出て、それまで2冊だった創元推理文庫ラヴクラフトも全集になり出し、栗本薫が「魔界水滸伝」で引用し、国書刊行会から「真クリトル・リトル」全集が出始めたというちょっとしたラッシュでした。それまでは国書刊行会のドラキュラ叢書(と言うシリーズ)のアンソロジーくらいしかなかったから。ラヴクラフトの創造したコズミックホラー(人類が住む前の地球には≪旧支配者≫がいて善の≪旧神≫との戦いに敗れ眠っているが悪の心を持った人類が眠りを覚まそうとしている〜という流れ。つなり永井豪の「デビルマン」に通じる世界観)とその弟子オーガスト・ダーレス一派がまとめたクトゥルー神話はまた別のものですけど、忘れたころに(ちょうど今)また読みたくなってきます。