【名曲リレー350】new york#2

■A Night In New York / Elbow Bones & The Racketeers
めずらしくフリー・ソウル系のコンピレーション聞いてます。従来の縦割りの音楽の聴き方でなく、ジャンルを超えた横割りの聴き方、としてフリー・ソウル、レア・グルーヴのブームがDJなどクラブ・カルチャーを中心に浸透し始めたのが、95年頃で、橋本徹の「Suburbis Suites」などの雑誌、フリーペーパーを中心に渋谷系を巻き込んで、03年頃までに大きくブレイクしました。もともと実態のない「フリー・ソウル」という言葉(従来の黒人音楽の聴き方を超えた、フォーク、ロック、ジャズ、ブラジルなどを巻き込んだそういう音楽の総称で、具体的なジャンルを表すわけではない、といいます)ですが、特定のスタイルではないと言いつつ、聴き手はなんとなくイメージするものがあって、言葉が形骸化している感じはあります。さてエルボウ・ボーンズ&・ザ・ラッケティアーズは、キッド・クリオールことオーガスタ・ダーネルの変名バンドです。80'sの「ミュージック・マガジン」の裏表紙は東芝EMIの広告がよく乗ってましたが、キッド・クリオール&ザ・ココナッツやらこのエルボウ・ボーンズは印象的なイラストでよく覚えてます。まあ当時からうさんくさい格好のディスコ系アーティストという認識はありましたが、この"Night In New York"はなかなか心地いい。voのステファニー・フラーはなかなかそそります。

https://www.youtube.com/watch?v=xpgQRnTulqY