72ストーンズ、ジャクソンB、コッカー曲
[UK72]【英国ロック72年の70曲】12・All Down The Line / The Rolling Stones(Rolling Stones/Atlantic)
72年のストーンズはどうだったかというと、米南部憧憬路線を確立させた「Exile On Main Street」をリリース。今では70'sのストーンズの大傑作として評価されて入るものの、当時はこの2枚組の濃厚なヴォリュームを持てあましたファンも多かったそうです。所謂スワンプ・ロック、カントリー・ロックを吸収したうえでのストーンズ・サウンドには英ロック的なものはなかなか見出しにくいのですけど。70's初期のトレンドのひとつだった英国人による疑似米南部展開は「Layla」、「Alone Together」とこのアルバムによって完成したのでしょう。とりわけミック・テイラーの参加が大きかったのです。
[名曲リレー]【名曲リレー679】somebody#3
■Somebody's Baby / Jackson Browne('82)
「リッジモント・ハイ」をこよなく愛する僕としてはこのジャクソンが出てこないPVは涙ものであります。「Late For The Sky」あたりを愛するジャクソンファンにはこんなポップソング書きやがって~という感じなのかもしれませんが、ボブ・グロウブのbassラインを耳で追う楽しさもありました。
【土曜はジョー・コッカーが教えてくれた曲(新)】1・Hello Little Friend
80'sに入って失速しますが、70'sのジョー・コッカーは無敵のパワフルな青眼ソウル・シンガーでした。そしてリンダ・ロンシュタットやロッド・スチュワート同様「いい曲発掘人」だったわけで、70'sクラシック・ロックの結構な部分はコッカーのカヴァーで知ったのでした。というわけで「火曜日」と趣向は同じなんですが、進めます。ジョー・コッカーとは深いつながりのリオン・ラッセルの、これはマーク・ベノとやってたアサイラム・クワイアの未発表音源をリオンの成功後、Shelterがリリースした便乗商品「Asylum Choir II」('71)に入った”Hello Little Friend”です。コッカーのはセカンド('69)に入ってましたんでリオンの新曲という扱いだったんでしょうね。