ファビュラス・ラインストーンズ

■The Fabulous Rhinestones(’72、Just Sun Shine)

メンバーの経歴を書かずにファビュラス・ラインストーンズの事を書くのは難しいのです。Just Sun Shineというマイナー・レーベルからのデビューだった為、同時代の日本ではほとんど紹介されなかったウッドストックの至宝5人組。濃厚なソウル〜ラテンっぽさが時代が一回りした00's以降評価の対象になりました。カル・デイヴィッドとマーティ・グレッブという対照的な二人のvoの存在もこのバンドの演奏の表情を豊かにしています。エレクトリック・フラッグ、イリノイ・スピード・プレス、バッキンガムス出身の(ああ書いちゃった)メンバーをくっつけるきっかけとなったのはdsのグレッグ・トーマス(この後ロジャー・マッギンのバンドへ)の存在だったとはCDのライナーで知りました。11年に韓国RivermanよりCD化。ジャケットはファインスタイン&ウィルクスによるカモフラージュ・プロダクションによるものです。インナーの細かいコマ割りのオフショットは同時期のボニー・レイットの「Give It Up」を思い出します。