ジョニ・ミッチェル

ジョニ・ミッチェルの代表作に数えられる「Court And Spark」('74)は、ジョニの音楽が劇的に変わった1枚でもありました。あくまでもフォーキーなsswなたたずまいだったReprise時代から徐々に音楽的になって、演奏込みで歌も聞かせるスタイルへ変わるきっかけはトム・スコットのLAエクスプレスをバックにしたライヴ盤なのですが、このアルバムでもLAエクスプレスやクルセイダーズといったソウル・ジャズ系の人たちがバックを務め歌に彩りを加えています。ラストの"Twisted"の4ビートやロビー・ロバートソンがgを弾く"Raised On Robbeery"、コロシアム2がカヴァーした"Down To You"など多彩な曲が並んでますが、やはり"Help Me"の心地よさにつきますかね。ジャケットのイラストもジョニらしい。