【Islandレーベルの70曲】3・I A Rebel Soul / Aswad('75)

ノッティングヒル周辺の在英二世ジャマイカンによって結成されたアスワド(バンド名はアラビア語で「黒」の意味とか)は、マトゥンビ、スティール・パルス(「平等の権利」というアルバムを出してました)と並んでブリティッシュ・レゲエの代表バンドでした。英レゲエというと、差別、労働環境、移民など現実の題材を扱い、パンク同様、ストレートな主張を含んだ歌詞が白人層にも支持されてた事が印象的でした。アスワドは、80's以降は急激にポップ化し(アルバートハモンドをカヴァーした事もありました)ラヴァーズ・ロック面が強調されますが、75年のデビュー作「Aswad」では、主に移民問題を歌い、ずいぶんとんがっています。でも”I A Rebel Soul”の様なメッセージソングですら、音的には心地よさを秘めており、歌詞を知らずしてもその洗練さを十分楽しめます。イントロのgなんかロックファンにも十分OKな感じです。しかし40年ぶり位に聞きましたが、こんなに聞きやすかったっけ?というのが驚きでした

https://www.youtube.com/watch?v=HiOkpwCqNWM