1967
"Little Bit O' Soul"を大ヒットさせたオハイオ出身のガレージ4人組ですが、カッツ=カセネッツというバブルガム組のprodでいわれてみればそんな味わいありますね。イントロのフレーズが耳に残ります。ゼルダの"ラッキー少年"はこれの引用かなあ。てなわけで…
Project3と言うレーベルから出たフリー・デザインの"Kites Are Fun"は、トップ100に入りませんでしたがこれが唯一のヒット。デドリック兄弟を中心とした男女混成のソフトロックで、80'sに小山田圭吾のTrattoriaからCD化された時その後の日本のソフトロック再…
ジュディ・コリンズの最大のヒットとなった「Wildflowers」('67,Elektra)にはジョニ・ミッチェルの"Both Sides Now"のカヴァーが収録されていてこのヒットがアルバムを後押ししたのでしょう。ここではレーナード・コーエン曲が3曲とりあげられていますが、ジ…
sswと呼ばれる音楽は好きですが、歌詞を深くかみしめたりするタイプではないんでそっちに重きを置くsswは苦手だったりします。昨年だったか訃報が伝えられたカナダの詩人、作家そしてsswであるレーナード・コーエンもまさにそんなタイプですが、シンプルな曲…
"青い影"が世界的なヒットとなったプロコル・ハルムの続くヒットシングルは、同じパターンの哀愁のバラードの"Homberg"でした。曲名はフェルト帽のことで、ハンバーグでもハンブルグでもありません。フリーダムを結成したハリソン=ロイヤー組に代わって、B,J…
ヤング・ラスカルズの67年はベスト盤の様なタイトル(「Collections」)のセカンドとサードの「Groovin'」です。ジャケットのイラストが印象的な後者(阿波踊りと言ってた友人がいましたが)は、午後の陽だまり的なタイトル曲が特に素敵ですが、1曲目の"A Girl…
スモール・フェイシズがDeccaからImmediateに移籍したのが67年。第1弾シングルの"Here Comes The Nice"は、そこはかとないサイケ臭と熱いソウル魂がミックスされた佳曲。ビート一辺倒のDecca時代もいいけど僕はこのいろいろ装飾が付いてゆくImmediate時代も…
フロ&エディーをフィーチャーしたタートルズは、フォークロックの時代に登場したカリフォルニアのバンドです。なんといっても"Happy Together"(作者はマジシャンズのボナー&ゴードン)が有名ですが。軽やかなタッチの”Too Young To Be One”も素敵です。http…
ピーチズ&ハーブといえば70's後半のメロウな"Reunited"が有名ですが、実は60'sから活動していたデュオ。ただしハーブ・フェイムは同じですが、ピーチは色々変わってます。67年のピーチはフランシーヌ・ベイカーと言う人で"Close Your Eyes”は#8まで上がるヒ…
おもちゃ箱をひっくり返したようなポップで楽しいサイケ感覚とルーツロック的な土くささが混在したトラフィックのファースト「Mr.Fantasy」は、熱いR&Bだったスペンサー・デイヴィス・グループの流れで追ってきたファンにはビックリだったといいますが、それ…
68年に星の数ほどあったガレージ~サイケ系のバンドからドアーズが突出してるのは、やはりジム・モリソンの個性でしょうね。バンド自体それほどの興味は今となってはないのですが、このファーストはそれこそとりつかれたように聞いてた時期がありました。長尺…