summer#2

You Baby - Words & Music By P.F. Sloan And Steve Barri

You Baby - Words & Music By P.F. Sloan And Steve Barri

■Summer Means Fun / Bruce & Terry
後にビーチ・ボーイズに参加するブルース・ジョンストンは、十代の頃からサーフィン系のレコーディングに加わっています。有名なのは、63年のリップ・コーズで、テリー・メルチャーとのコンビで更にメンバーを加えるなど謎の部分多し(というか当時はそんなことさほど重要ではなかったのでしょう)。リップ・コーズの代表曲は"Hey Little Cobra"('63,Columbia)です。

サーフィン〜ホット・ロッドが一大ブームとなった63年には2枚目のソロ「Surfin' Around The World」をリリース*1。ブルース&テリーとして64年に出した"Summer Means Fun"(Columbia)も有名曲なのでてっきり大ヒットかと思ってたら、実は#72止まりでした。これはファンタスティック・バギーズのPF・スローンとスティーヴ・バリの共作です。

*1:CBSソニーから「It's A Beautiful Rock Day」シリーズにて激レアアイテムとして紹介されていましたが、いかんせんターゲットがまずかった。sswファン対象ではねえ

Exile(エグザイル)

"Kiss You All Over"('78,RAK,#1)を出した頃、マイク・チャップマンprodということもあっててっきり英国産のバンドだと思ってたけど、実はJ.P.ペニントン(vo)を中心とするケンタッキーのバンドだった。活動は古く60's半ばより。ただしレコードデビューは73年Wooden Nickelからなんで下積みが長かったわけ。件の#1ヒットはブロンディー、ニック・ギルダーと手掛けるアーティストみな成功とノリにノッていたチャップマンのマジック故なのでその後低迷するもカントリー方面で成功している。

Eyes Of Blues(アイズ・オブ・ブルーズ)

「Crossroads Of Time」('68)、「In Fields Of Ardath」('69)の2枚をMercuryに残したビート〜サイケ・バンド。ゲイリー・ピックフォード・ホプキンス(vo)、リッチー・フランシス(g)、レイ・ベネット(g)、レイ・ウィリアムス(b)、ジョン・ウエザース(ds)がメンバー。後のビッグ・スリープを含め長い間レアな名盤という評価だったけど、実はたいしたことない。

In Fields of Ardath

In Fields of Ardath


Everyone(エヴリワン)

■Everyone('71)

リヴァプール・シーンのアンディ・ロバーツは、解散後RCAとPegasusにソロを残したが、71年にデイヴ・リチャーズ(b〜後にプレイン・ソング)、ボブ・サージャント(kb)、ジョン・ピアソン(ds)と組んだのがエヴリワン。71年に唯一のLPがある。基本は英国産カントリー・ロック。