Ashton Gardner & Dyke(アシュトン、ガードナー&ダイク)
a■■Ashton Gardner & Dyke('69)
b■■■The Worst Of('71)
- アーティスト: Ashton Gardner & Dyke
- 出版社/メーカー: Repertoire
- 発売日: 2002/11/18
- メディア: CD
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d■■■Let It Roll-Live('01)
トニー・アシュトン(kb.vo)、キム・ガードナー(b)、ロイ・ダイク(ds)によるパワー・トリオ、AG&Dはリヴァプール出身のビート・バンド、リモ・フォー(Remo Four)を母体としています。独Star Clubから「Smile!」を66年にリリースした後解散したリモ・フォーに元クリエーションのガードナーが加わり、AG&Dがスタートしたのは68年の事です。gなしの編成ですがプログレ的な要素は皆無で、ブルーズとジャズに根ざしたもので、ブラス・ロック的な側面もあります。
aは、Polydorからリリースされたデビュー作。ジャジーなオルガン・ロックで地味ながらいぶし銀的な味わいがあります。アシュトンの小型ジョー・コッカーともいえるソウルフルな歌声も魅力。編成はgなしですが、hornsと共に一部ダビングされています。
この1stリリース後Capitolに移籍、"Resurrection Shuffle"のヒットを放ちました。
bは、リモ・フォー時代から交流があったジョージ・ハリスンとエリック・クラプトンが変名で参加した"I'm Your Spiritual Breadman"が素晴らしいです。このセカンドは他にはチキン・シャックのスタン・ウェッブ(g)、ジム・プライス(tp)、コチーズのB・J・コール(steel)も参加。そういったゲストの名前に惑わされがちですが、英スワンプ的なムードを持ちながら基本線は大衆的なメロディーです。この時期のライヴ発掘音源がd。
1stと2ndの間のシングルオンリー曲
cは、AGD&Co名義でミック・リーバー(g)とhornsがクレジット。ビッグ・バンド・ロックです。
バンドのオリジナルではないですが、アシュトンとパープルのジョン・ロードと共同で手掛けた映画音楽の「The Last Rebel」、アシュトン&ロードとしての「The First Of The Big Band」、更にゲスト参加したロードのソロ、およびそれに付随する発掘音源があります。