Creedence Clearwater Revival(クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル)
a■Green River('69)
CREEDENCE CLEARWATER REVIVAL:CHRONICLE THE 20 GREATESTHITS
- アーティスト: CREEDENCE CLEARWATER REVI
- 出版社/メーカー: CONCO
- 発売日: 2007/07/10
- メディア: CD
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c■■■Chronicles Vol.2('87)
CCRの音をスワンプ・ロックと呼ぶのはちょっと抵抗あります。僕の思う「ピュアなスワンプ・ロック」とは米南部のミュージシャンによる演奏でゴツゴツした手触りの、キャッチーなメロディーとは対極にあるような歪んだ音。まあロジャー・ティリソンあたりがイメージなのです。CCRの場合は望郷、憧憬としての南部なので、UKスワンプや葡萄畑など70'sの日本のロックらと同じです。なのでかろうじて1stは、スワンプに引っ掛かるかなあ、という塩梅。
- アーティスト: Ccr
- 出版社/メーカー: Fantasy
- 発売日: 1990/10/25
- メディア: CD
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"Born On The Bayou"の武骨な感じがさすがです。このアルバムから"Proud Mary"(ジョン・フォガティが除隊の日に書いたと言われています)が#2まで上がっています。
この曲のリフはよく言われてるようにショッキング・ブルーの"Venus"に似ています。邦題は「驚異のニュー・ロック・サウンド」でしたが、音は全然ニュー・ロックではありません。
69年にはあと2枚(!)LPが出ます。まずカントリー色が加わったa、そして「Willy & The Poor Boys」。後年ビル・ワイマンが趣味的にやったバンド名に使われます(yとieのスペル違い)が、CCRが架空の同名ウォッシュボード・バンドに扮したものです。前作で見え始めたカントリー色(カントリー・ロックというのは違います)がさらに明確になりちょっと違和感を感じます。
- アーティスト: クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 1990/12/16
- メディア: CD
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70年にはもう1枚「Pendulum」をリリース。ここからは"Have You Ever Seen The Rain"(#8)のヒットも生まれましたが、いささか地味という評価です。このあとトム・フォガティーが抜けトリオ編成となり71年に「Mardi Gras」をリリースして解散(最終作では民主的というか、他の二人がvoを取るナンバーも収録)しています。初期にあったスワンプ的なR&Bらしさは影をひそめいつからか、明るいカントリー的な要素がCCRのサウンドの基本となっています。オリジナルに忠実な"Hello Mary Lou"のカヴァーなどその典型です。こういったカントリー趣味はフォガティーの持ち味で、解散後ブルー・リッジ・レインジャーズ名義で出たフォガティーのソロが全編カントリーのカヴァーだったことからも明らかです。
結論からするとコンパクトにまとまった2種類のベストbcで十分な気も…