a■Brighter Day ('74)
b■Timeless & Strange ('04)
Timeless & Strange: Selected Tracks 1969-1971
キース・クリスマスといえばEL&Pの設立したマンティコアからリリースしたsswとか、エスペラントのvoといったプログレ関係の話ばかり伝わってきたけど、実は70's初期にB+CからLPを出したりしていた英フォークロックの人。bは近年リリースされた初期のベストで、「Stimulus」('69)、「Fable Of The Wings」('70)、「Pigmy」('71)からのセレクトで素晴らしい。aはマンティコアから出たものでプログレ関係がバックだが締まらない。
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a■Chunky,Novi & Ernie ('75)
b■Chunky,Novi & Ernie ('76)
チャンキー、ノヴィ&アーニー2
同じタイトルだけど、この2枚はかなり違う。aはジョン・ケイルのprodで一風変わったバーバンクサウンド。これは"Atlantic Liner"以外パス。一方bはプレAORというかそういうジャンルでは出色の出来。チャンキー、ノヴィ&アーニーはチャンキーことローレン・ウッドを中心としたユニットだけど、ここではラス・カンケル(ds)、ダグ・リヴィングストン(steel/フールズ・ゴールド)、タイラン・ポーター(b)以下の面々が参加。ニコレット・ラーソンが1枚目で取り上げた"Can't Get Away From You"を収録。チャンキーのソロ名義となったローレン・ウッドの諸作も同じ雰囲気だが、まだあれほど都会的ではない。
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■You And Me ('73)

TYAの目立たないkb、チック・チャーチルのソロ。これほど目立たない音楽も珍しい。無個性。TYAのリック・リー(ds)、リオ・ライオンズ(b)、コージー・パウエル(ds)、マーティン・バレ(g/ジェスロ・タル)、バーニー・マースデン(g)の参加もまるで無駄。
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■Now That's Everything's Been Said ('69)
Now That Everything's Been Said
キャロル・キングがソロデビュー以前にチャールズ・ラーキー(元ミドル・クラス)、ダニー・クーチ(元フライング・マシーン)、ジム・ゴードンと組んでいたバンドが、ザ・シティ。まあデモテープみたいなものだけど、CD化されるまでは幻の名盤とされた。最初に結構な値段で買ったのは(下北のWINDだった)白ジャケのブート(そんなことも知らなかった)。有名な"Snow Queen"はキャロルがソロでも再演(アソシエーションもカヴァー)。タイトル曲はスプリングのカヴァーもある。
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a■History Of ('72)
b■461 Ocean Boulvard ('73)
c■No Reason To Cry ('76)
No Reason to Cry
d■Slowhand ('77)
e■Timepiece Vol.2 ('85)
f■Rainbow Concert ('90)
g■Crossroad 2 〜 Live In The 70's ('96)
実はエリック・クラプトンで持ってる(た)のってこれだけ。一番好きなのはcかdでこれは昔から変わってない。fは73年のカムバックコンサートの拡大版で豪華ゲストも楽しい。eは2枚目のボックスgのヒントとなったライヴ企画。デレク&ザ・ドミノス前後は、スワンプロックの英国流解釈だったが、その後レゲエ方面へ行ったり、ザ・バンドと接触したりといろいろスタイルが変わってきた。初めて見たのは「Another Ticket」('81)のツアーを新潟にて。武道館でやったブルーズ中心のアンプラグドなやつも悪くはなかった(F君が彼女と別れて行けなくなったので代わりに行った)。
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a■25 Thumping Hits ('?)
b■History Of Dave Clark Five ('9)
History of the Dave Clark Five
相変わらずオリジナルアイテムの真っ当なCD化がおくれているデイヴ・クラーク・ファイヴだが、音源の管理をクラーク本人が行ってるせいもある。本国以上にアメリカで人気があったビートグループで、マイク・スミスのvoとデニス・ペイトンのsaxの強烈なブロウが印象的。aは公式なベスト盤だが、手持ちだったのは80'sにOn Stage Yamanoで買った豪盤。その後EMIからベストが初CD化されたが、米Holywood製の2枚組ベストbに止めを刺す。"Because"、"Come Home"などいい曲があるが、一番好きなのは"Anyway You Want It"。
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a■Gene Clark With The Gosdin Brothers ('67)
b■Gene Clark ('72)
ホワイト・ライト+5(紙ジャケット仕様)
c■Road Master ('73)
d■No Other ('74)
e■Two Sides To Every Story ('77)
f■Flying High ('99)
オリジナル・バーズの一人、ジーン・クラークトラフィックにおけるデイヴ・メイスンみたくバンドの出入りを繰り返す。aはゴスディン兄弟組んだファースト。名作誉れ高いbは何故か「White Light」として知られている。現行のCDはボーナストラック入り。prodはジェシエド・デイヴィスで、ロジャー・ティリスン、ジム・プルティーと並ぶお江戸ものの傑作。cはオランダでのみ出た編集もの(手持ちは英エドセル製)、dはメイクした裏ジャケが不気味なアサイラム盤(トーマス・ジェファーソン・ケイによるprodはあきらかなオーヴァー)。eはカントリーロック的な1枚だがいかにも時代にそぐわない(RSO盤)。fはキャリアを統括したコンピでA&Mより。