■Cry Me A River / Joe Cocker
ジョー・コッカーの最初のピークは69年のウッドストックの頃で、当時はグリース・バンドをバックにしてのセカンド「Joe Cocker」のリリースが予定されていました。その後グリース・バンドは独立。コッカーはバンドから唯一残ったクリス・ステイントン(kb)と共にリオン・ラッセルのシェルター人脈による大型ロック・ソウル・レヴューのマッド・ドッグス&イングリッシュメンをスタートさせます。21人のミュージシャン、コーラスをフィーチャーした大所帯のツアーは、成功を収めましたが、内幕は相当クレイジーだったようで、過酷な日程、ドラッグ・アルコール問題、金銭的なトラブルなど多くの問題を抱え、ツアー終了後コッカーのもとにはわずかなギャラしか残らなかったといいます。
リオン・ラッセル(g,p)、カール・レイドル(b)、ドン・プレストン(g)、ボビー・キーズ(sax)、ジム・プライス(tp)、ジム・ケルトナー(ds)、ジム・ゴードン(ds)、サンディ・コニコフ(perc)、チャック・ブラックウェル(ds)、ステイントンにリタ・クーリッジ、クラウディア・レネアー*1、ダニエル&マシュー・ムーア、
ドナ・ワイエス*2、パメラ・ポランド*3、ドナ・ウォッシュバーン*4、ニッキ・バークレー*5、ボブ・ジョーンズらコーラスをが加わった迫力ある演奏はかなり熱気があります

*1:映画「サンダーボルト」にも出演。唯一のソロは乞CD化

*2:キム・カーンズがヒットさせたジャッキー・デシャノン作の"Bette Davis Eyes"の詩を書きました

*3:ジェントル・ソウルの片割れで、後にソロデビュー

*4:ディラード&クラークに参加していたこともあります

*5:ファニーを結成する人。ソロ、及びニッキー&コルヴェッツで活動