いいものもあれば、わるいものもある2

昨日の続き。
シャウト系はダメと言っときながら、ヘヴィ・メタルはともかく、ハード・ロックは嫌いではない。やはり70年代に限るけど、ハード・ロックにジャンルわけされながら、とてもハード・ロックではないものも含まれるから。ゼッペリンやナザレスブラック・サバスはあかんけど、パープルやシン・リジーはいいみたいな。この辺はうまく説明できません。
ただ女性シャウターと言っても、ルルは好きです。

  • 音楽よりも生き様が重視されるロックスター(周辺のロックジャーナリズム)

これは説明が必要です。例えばジム・モリソン(ドアーズ)、ジミ・ヘン、ジャニス。
若くしてドラッグで命を落とした60’sロックの代表選手だけど、絶頂期に若死にした事もあって、ある種神格された部分があった。今でこそ彼らの音楽は十文語られてるが、僕がロックを聞き始めた70’s後半ですら、その生き様ばかりに注目され(ステージでいかに羽目を外したとか)、音楽が語られてこなかった嫌いがあった。
同じようにブライアン・ウィルソンキース・リチャーズジョン・レノンなんかも、音楽そのものよりもその周りをふわふわまとわり付く、そういった批評がうざいです。
そんなの読まずに聞けばいい、と思う方もいるでしょうが、そういったジャーナリズム(というほどのものじゃないけど)に対する恨みつらみが溜まっているのです(^^;;
同じように、AOR周辺のジャーナリズム(これに関しては昔からよく触れてますが)にも思うところはあります。これもAORと呼ばれる音楽に対する批評ではないので、いささかお門違いかもしれないけど。

  • ロックとクラシックの融合

クラシック音楽そのものにあまりなじみがないこともあって、オーケストラとロックバンドが共演、とか見るとちょっと辟易します(スマヌ)。これはプログレに多いけど、なんで一緒にやるのかなあ?という疑問は昔からあるのです。プログレ全部が苦手というわけではなくて、好きなバンド(カンタベリー系)はあるけど、この種のもの(キャメル、ルネッサンスムーディー・ブルースなどのシンフォニック系)は総じて苦手です。あとパープルのジョン・ロードは、参謀的な役割は評価するけどクラシック趣味のソロは、最後まで聞けた事は一度もないです。
ストリングスそのものは、あまり違和感ないけど(スウィート・ソウルってストリングス抜きでは語れないでしょ)、無理やり割り込んでくるストリングスも苦手。ボブ・ウエルチの「フレンチ・キッス」は好きなアルバムですが、ストリングスがなかったら、大好きなアルバムになったろうなあ。

あくまで偏見ですので、ご容赦を(と、弱気)。まだ続きます。