Silly Girl / No Dice

sillyつながり。
男を投げ飛ばす女のコマ送り写真のジャケットは、ニュー・ウェイヴ風だし、インナーに写ったメンバー4人はモッズ風だから、ネオモッズ的なものを想像するけど、音はフェイセズを小型化したようなパブロック。思えばウィンキーズもヒプノシスのジャケットにだまされたような感じで、実はルーズなパブロックだったことを思い出す。
77年に出たデビュー作「No Dice」(EMI)は「ロンドンの顔役」と言う邦題で東芝から日本盤が出たこともあったが、時代柄ニュー・ウェイヴ的売出しをされたのかもしれない。ロジャー・フェリス(vo)、デイヴ・ムーア(g)、クリス・ワイルズ(ds)、ゲイリー・ストレンジ(b)の4人組。prodは複数いて、スティーヴ・スミスは、このSilly Girlでも熱いharmonica吹く人。同名の人は多いが、ロバート・パーマーの1枚目や、バック・ストリート・クローラー、ラフ・ダイアモンドのprodもやった人だろう。ストーンズ風というと御幣があるが、ルーズなロックンロール。
バンドはもう1枚出して解散している。