Beautiful Girl / George Harrison

Thirty Three & 1/3
girlつながり。
今ではFM雑誌は存在してないけど、70’s後半から80’sにかけて、エアチェッカーの虎の巻が詳細なFM番組の曲目を記したこの種の雑誌だった。「週刊FM」、「FMfan」、「FMレコパル」、「FMステーション」が4大雑誌で、ステーションが遅くなってからの参入と記憶する。僕がこの種の雑誌を買ったのは、77年の正月号の「FMfan」でジョージ・ハリスンの「331/3」が表紙だった気がする。アップルを離れ自身のレーベルダーク・ホースを設立しながら、契約で揉めA&Mからではなく、ワーナーからのリリースとなった件、パティ・ボイド(後にクラプトン夫人)との離婚の件、”My Sweet Lord”がシフォンズの”He’s So Fine”に酷似してると告訴され敗訴した件、とトラブル続きだったにもかかわらずジョージ本人は、あまりこたえてない感じなのだ。同じ頃アップルから片面ソロ、片面ビートルズというとんでもない便乗型のベストが出たけど、そっちよりはこの「331/3」(作ったのがこの年だった)をよく聞いてた。
とはいっても愛聴というのには程遠く、ファンキーな”Woman Don’t youCry For Me”からシングルになったポップな”This Song”までを聞いて終わり、だった。ウィリー・ウィークス(b)、アルヴィン・テイラー(ds)、ビリー・プレストン(kb)、トム・スコット(sax)、デヴィッド・フォスター(kb)といったおなじみのメンツによる演奏だけど、躍動感ある曲に混じって、ぽつんとあるBeautiful Girlのメロディアスな感じには、すごく惹かれた覚え。
B面は今もってほとんど聞いてない、ジョージファン失格(実際アップル時代しか興味ないのだけど)の僕です。