勝手なレヴュー6〜keiさんセレクト

1)Take It Away:Paul McCartney
2)Circus Ride:Brownsmith
3)Beg Steel Or Borrow:New Seekers
4)Can’t Stop Dancin’:Captain&Teneil
5)It’s Sad To Belong:England Dan & John Ford Colley
6)Lovelight:Lexia
7)It Happened On Sunday Morning:Jerry Ross Symposium
8)In The Cool Cool Cool Of The Evening:Hirth Martines & Company
9)Anytime:Kokomo
10)Guess Who’s Coming To Dinner(サントラ)
11)Don’t Worry Baby:Lorrie Morgan
12)Vaya Con Dios:Fotane Sisters

ファンキー・マシーン★ココモ1号

ファンキー・マシーン★ココモ1号

keiさんはこの界隈では、数少ないウエストコースト好きですが、同時に僕の苦手なスウィング的なものやオールドタイミーなやつもお得意で、今回はどうかしら?と期待と不安があるのですが、今回も不安がウソのように吹き飛んでしまいました。
1)はポール・マッカートニーで、「タッグ・オブ・ウォー」からのセレクトとはかなり珍しい。後半のホーンズはなかなかカッコいいです。♪Lonely driver〜のくだりは好きです。2)はカナダのブラウンスミス。CD化されるまでは全く知らなかった人たちですが気持ちいいです。ニュー・シーカーズというとコカコーラのCM曲が一番有名ですが、後ろで聞こえるスライドgがなんともコーラスを引き立てていい感じ。驚いたのは疾走するコーラスのキャプテン&テニール。確かにアクセル強く踏んじゃいそうな曲です。
曲は知らないけど、声を聞けばわかります。5)はイングランド・ダン&ジョンフォード・コリーの77年のヒット。今回僕は、ジェリー・ロスのprodしたガール・グループを入れましたが、keiさんは本人のソロを。王道のソフトロック的ですが、ロマンティックな都会のコメディーに似合いそうなBGMです。keiさんところでココモが聞けるとは。意外でした。昔はパブロックの範疇で語られてましたが、時代がめぐった今は、白人によるファンキーミュージックの流れで紹介されることが多い大所帯のバンドです。前身はアライヴァルというコーラス・グループでこれにバック(ジョー・コッカーのグリース・バンドにいたメンバーやキング・クリムゾンのメル・コリンズやら)が加わった編成。この曲はとろけそうにメロウなナンバーですね。10)は映画「招かざる客」のサントラより。シドニー・ポワティエが白人娘の恋人に扮し、その両親を訪ねるという人種問題と本音をあつかった映画は、(見たように書くけど)見てないです。12)は”ヴァイヤ・コン・ディオス”。名前は知ってるけど初めて聞きました。マリアッチ風の調べがラストを飾ります。
手持ちは2)9)でした。