2000トンの雨 / 山下達郎

2000トンの雨 / フェニックス  GO AHEAD! (紙ジャケット仕様)
雨の歌#10
雨は手のひらにいっぱい、雨の女王、スプリンクラー、レイニー・ウォーク、レイニー・デイ、これはすべて達郎の曲。彼が雨にこだわりを持ってることがわかるが、個人的には大好きな「Go Ahead」のラストに収められていた、2000トンの雨を。達郎浮上の小さなきっかけとなった”Bomber”(ボマーが正しいと思うけど、何故かボンバーと言われてる)のエア・プレイ(主に関西のディスコ)で徐々に注目されつつあった、79年の4枚目。今でもステージの定番となった”潮騒”、”Let’s Dance Baby”といったナンバーもあるが、ステージ演奏されたことのない、この曲や”This Could Be The Night”もあって興味は尽きない。
♪見えるものは、指の隙間を伝って落ちる雨・・・ で始まる印象的な歌詞だが、聞こえるものは、メロディの隙間から流れる吉田美奈子の気持ちいいコーラスだったりする。
03年に映画「恋愛写真」のために改めてレコーディングされたヴァージョン(といってもほとんど変わらない)から。これは映画ヴァージョンで、イントロとエンディングに注目。