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  1. Stone Alone('76)

ビル・ワイマン(Bill Wyman)はストーンズのメンバーながら、マナサスやリオン・ラッセルの1枚目に参加してた人。その流れもあって、ソロには西海岸系の人たちが参加。これはストーンズ・レーベルから出た2枚目のソロ。果たしてスワンプっぽいニュアンスがあったのかどうかは、手放したのが相当昔なので不明です。ただジミー・ソウルの#1"If You Wanna Be Happy”のカヴァーは楽しかった。ダニー・クーチ、ポール・ハリス、ダラス・テイラー、ジョー・ウォルシュ、ボブ・ウエルチらが参加。

  1. The End Of An Ear('70)
  2. Rock Bottom('74)
  3. Ruth Is Stranger Than Richard('75)
  4. Solar Flares Burn For You('03)*

Solar Flares Burn for You
以上ロバート・ワイアットRobert Wyatt)。ソフト・マシーンの初代ds、voで、バンドのジャズ的な要素の増加に伴い脱退、マッチング・モールを結成。1は、マシーン在籍時にリリースされたかなりアヴァンギャルドな1枚目。80年ごろCBSから再発された英国盤LPを買ったが、高いばかりでよくわからなかったのが本音。そもそも買おうと思ったのは、2の出来があまりに素晴らしかったので。事故により下半身不随となったことから来る厭世をシュールなユーモア(それはカンタベリーならではのものだけど)で包んだ、音楽。美声ではないけど、その声には魅了されずにいられない。3以降しばらく沈黙を守るが、アヴァンギャルドな音楽とニュー・ウェイヴが一緒になった、新興のラフ・トレードからシックのカヴァー、”At Last I'm Free”でカムバック。共産党に転身した政治的メッセージなものも多かったが、80'sには、ベン・ワットやエルヴィス・コステロとの共演で、完全復活。特にコステロの”Shipbuilding”の名唱が光ります。4は70'sの発掘音源。

  1. The Power Of The Pics('69)*

Power Of The Picts
ライティング・オン・ザ・ウォール(Writing On The Wall)は、スコットランド出身のヘヴィサイケ・バンド。ビル・スコットのorganをフィーチャーしたハードロックでもあるのだけど、69年らしい混沌さもあり。ほぼ同時期のパープル(2期の最初)に近い味もあり、"Aries"なんぞは、"Speed King"の元ネタの1つかも?と想像をたくましくさせる。レーベルはマイナーなMiddle Earthで、これは独Repertoireからのリリース('91)。