W3

  1. Boulders('73)
  2. Mustard('76)
  3. Best Of And Rest Of Roy Wood('9?)*
  4. Exotic Mixture('99)*

Boulders
以上ロイ・ウッド(Roy Wood)。ム−ヴ〜ELOの人だが、盟友ジェフ・リン以上のポップセンスを感じる。初めて聞いたのはウィザード時代の”See My Baby Jive”で、萩原健太氏のFMだったが、そのストレートなポップスぶりにびっくり。それまで全く存在を知らなかったので不覚だった。ヴィジュアル的には、そのメイクと言い、全くダメなんだけどやってる音楽は素晴らしい。特に1は、彼自身のピークにあった73年の代表作。かつて「魔術師」と言う邦題で日本盤が出てた(手持ちはUAから出た米盤カット)。2はハーヴェストからジェットに移籍してのもの。シングルのみの曲も多いが、3はブートくさい編集盤。そして同内容の4は正規のリリース(Repertoire)。

  1. Introducing Eddy & The Falcons('74)
  2. SingleA's & B's('02)

Singles A's & B's
以上ウィザード(Wizzard)。腹心を連れてELOを脱退後まず結成したのがこのウィザードで、ソロとやってることは同じだが、こっちの方がより分厚い音か。ビーチボーイズフィル・スペクターへのオマージュが前面に出たシングル曲(”See My 〜”、”Angel Finges”、”I Wish It Could Be Christmas Everyday”、”Rock 'N' Roll Winter”)とは裏腹に実験的な曲もある。1は架空のバンド、エディ&ファルコンズを気取ってのもの。
2はRepertoireから出たコンピ。

  1. Wondergap/ワンダー・ギャップ('78)

ワンダーギャップ(Wondergap)をフィフス・アヴェニュー・バンドの再来、とはほめすぎ。sswのアンディ・ゴールドマーク(この人もアカンかった)、元ゴッドスペルのホリー・シャーウッド、元クリッターズのジム・ライアンの3人によるヴォーカル・グループ。AORというよりはもっと非ロック的なニュー・ヨークの音。曲によってはホリーの声がマリア・マルダーっぽく聞こえたりもするが、あくまでもそういう曲もある程度。何故か英国のジョン・アンソニーのprod。1枚で消滅。