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  1. Bareback('77)

Bareback
リチャード・トーランス(Richard Torrance)はShelterからデビューしたssw。1は77年の3枚目でCapitol移籍第1弾。ニコレット・ラーソンがとりあげた”Rio De Janairo Blue”のオリジナルが聞ける。リトル・フィートからビル・ペインとサム・クレイトンが参加しているが、フレッド・タケットがローウェルを気取ったようなナンバーもある。

  1. Cross Country/クロス・カントリー('73)

ジョイ・オブ・クッキングのトニー(ブラウン)&テリー(ガースウェイト)(Toni&Terry)の共作アルバム。カントリーロックだけど、僕のイメージするカントリーロックとはかなりかけ離れる。

  1. Toby Beau('78)

My Angel Baby: Very Best of
トビー・ボウ(Toby Beau)は”My Angel Baby”(#13)のヒットを持つポップロックバンドだが、その曲の素晴らしさ(イントロのgから途中のharmonicaまで完璧)に比べると、他の曲は埋め草的だ。残念。

  1. Libby Titus('77)

前リヴォン・ヘルム夫人のリビー・タイタス(Libby Titus)はウッドストックの伝説的な女性シンガー。70年にはレアなファーストがあるが、リンダ・ロンシュタット、トレイシー・ネルソン、ボニー・レイットらがこぞって取り上げた”Love Has No Pride”は、77年の1に収められている。フィル・ラモーンカーリー・サイモン、ロビー・ロバートソンら複数のprodが入り乱れ統一感に欠けるし、なによりも僕にとっては洗練されすぎてるなあ。クレイグ・ダーギーがとりあげた”Yellow Beach Umbrella”も収録。現在はドナルド・フェイゲン夫人。

  1. Tin Tin('70)

後にAOR系のソングライターとして有名になる(ONJに書いた”Physical”とか)スティーヴ・キプナーをフィーチャーしたオーストラリアの2人組。グループ名は有名な漫画「タンタンの大冒険」の主人公から取られている。ビージーズのモーリス・ギブとの交流からデビューにこぎつけたらしいが、確かにヒット曲”Toast & Marmalade For Tea”(#20)の哀愁味は、ビージーズに通じるものがある。

  1. Roger Tillison's Album('71)

ロジャー・ティリスン(Roger Tillison)のこのLPが日本に初めて紹介されたのは、78年だったが、まともな扱いではなかった気がする。僕もあまりの荒々しさ(これこそスワンプなのだけど)に恐れをなしたというのが本音。ジェシエド・ディヴィスがprodした有名作3枚(後2つはジーン・クラークとジム・パルト)の1つ。ザ・バンドがステージでカヴァーしたフォー・トップスのナンバーまで入ってたのには参った。ヴィネガー・ジョーがカヴァーした”Rock'N'Roll Gypsy”はティリソン作。