Ride A White Swan / T Rex

THE BEST 1200 T・レックス
〜rideつながり
実はグラムロックは大の苦手だったりする。派手なメイクとかロックファッションは、昔からなんか違和感あったのだ。よって一連のグラムロックも、さらっとヒット曲を流した程度。ボウイもルー・リードアリス・クーパーロキシーも僕は、同じカテゴリーに入れている(ヴィジュアル系だ)。
T・レックスの場合、タイラノソーラス・レックス時代があまりにアシッド・フォークだったので、敬遠していたが、キャッチーなブギー調の全盛期はキライではない。1枚だけ選ぶとヒット曲満載の「Great Hits」だけど(重要なシングル曲がLPに入ってないことが多かったので、これで代用)、初ヒットとなったRide A White Swan(全英#2)は、レーベルがEMIではなく、Flyだったのでこれには入ってない。Steve Tookに替わりMicky Finnが加わった初のエレクトリック作品で、Swanは、トニ・ヴィスコンティの印象的なストリングス、繰り返される乾いたリフと、マーク・ボランの歌声がマッチした隠れた名曲。
実は初めて聞いたのが、ボランの死後に出された発掘音源(それこそ星の数ほど出てるのだけど)の初期の1枚「In Concert」からだった覚え。そもそもロックを聴き始めた77年の秋には夫人のグロリア・ジョーンズの運転する車の事故により死亡している。