T7

  1. Original Soundtrack('75)*
  2. Greatest Hits('78)

以上10CC。パンク以前のロックとニュー・ウェイヴをつなぐ架け橋となったのは、ロキシー、ボウイといったグラムロックの連中だけど、この10CCもそうだ。独立してから有名になったゴドレー&クリームを含む4人組時代の10CCは、評価こそ高いが個人的にはヒット曲をさらっと、といった具合なので名作の誉れ高い1よりも2かな。一番好きなのは、邦題も素晴らしい"愛ゆえに"。

  1. Tempest('73)

Tempest
テンペスト(Tempest)は、コロシアムのジョン・ハイズマン(ds)が結成したハードロック。名曲”Gorgon”の事もあってプログレと思われてる節もあるが、アラン・ホールズワースの超絶的なgはジャズっぽいけど、まぎれもないハードロック。この1枚目はどれも素晴らしい、まさしく英国ロックの傑作だけど、ヘヴィな曲の中にまじったマーク・クラーク(元ユーライア・ヒープ)の歌う”Grey&Black”もいい。2枚目ではホールズワースに代わりパトゥからオリー・ハルソールが参加。

  1. Jack Tempchin('77)
  2. Peaceful Easy Feeling('9?)*

以上ジャック・テンプチン。ファンキー・キングスのメンバーで、バンドは1枚出しただけだったが、引き続きAristaから1をリリース。イーグルスの”Peaceful Easy Feeling”の共作者として知られてるが、1でも90'sに入ってドイツのマイナー・レーベルで出したCDのコンピの2でも、その曲を再演している。1は名作とされているが、そうかな?

  1. Freely('98)*

freely
都築恵理は、結局この1枚出したまま消えてしまった(その後もう1枚出たが、これは契約の関係で出た感じだった)フォーキーなssw。J-Popという名前の下で日本のポップスが強制的に画一化されていった中、手作りの感覚を忘れずに、また台頭しつつあったクラブカルチャーのエッセンスを取り込んだ1枚として忘れられない。ジャケットを手がけたのは漫画家のナナナンキリコ。バックにはブリッジやスカパラヒックスヴィルのメンバーが参加。

  1. Tudor Lodge('71)*

チューダー・ロッジ
誰が言ったか、英国フォーク三大女神は、メロウキャンドルのクローダー・シモンズ、スパイロジャイラのバーバラ・ガスキン、そしてチューダー・ロッジ(Tudor Lodge)のアン・スチュワートを指すらしい。その名の通りチューダー朝時代の古式ゆかしいフォークロックだが、現代的なビートの曲もあって、その辺は史実に忠実に再現したアメイジング・ブロンデルなんかとは違う。ヴァーティゴから出た1は変形ジャケで、紙ジャケでも忠実に再現されていた。