Pretty Flamingo / Rod Stewart

Night on the Town
〜鳥シリーズ
ロッド・スチュワートがその人気をピークに持っていったのは、大西洋を渡りアメリカに活動の場を移してからの数年だろう。サザーランド兄弟の作品を取り上げ、もはや国歌ごとく慕われる”Sailing”を含む、「Atlantic Crossing」(’75)に続くのが「A Night On The Town」で、ここからは当時の恋人ブリット・エクランド(前ピーター・セラーズ夫人)のセクシーなセリフをフィーチャーした”Tonight’s The Night”(余談ながらニール・ヤングの同名曲とは、まるで違うテンション)がヒット。このA面には、最近シェリル・クロウがカヴァーしたキャット・スティーヴンスの"The First Cut Is The Deepest”(60’sにはP P アーノルドの歌でヒット)をフィーチャーしたミディアム調のものが中心。
B面では、”Balltrap”、”Big Bayou”(これはロン・ウッドの2枚目でもカヴァーされたスワンプウォーターのギブ・ギルボー・ナンバー)など速い曲もあるが、マンフレッド・マンのカヴァーのPretty Flamingoのようなミディアムもある。ホーンセクションが付いてゴージャスなarrだが、マンのオリジナルでは、ぐっとフォーキーな感じだった。ポール・ジョーンズに替わってマイク・ダボが加わった時期。確かbassはジャック・ブルースだった覚え。