Hummingbird / Nigel Olsson


〜鳥シリーズ
hummingbirdは、ハチドリのこと。
元々はレオン・ラッセルのファーストに入っていたスワンプな曲。元プラスティック・ペニーというよりは、70’sのエルトン・ジョン・バンドのds、更にはAOR的な”Dancin’Shoes”のヒットで知られるナイジェル・オルソンの71年のデビュー作から。
「Nigel Olsson’s Drum Orchestra And Chorus」(DJM)はペニー時代の同僚でコチーズのミック・グラバム(g〜後にプロコル・ハルム)、B J コール(steel)、エルトン・バンドで組むことになるディー・マレー(b)とカレブ・クアー(g)が参加。オルソンの曲はポップで湿り気のある英国流フォークロック。この曲を含み2曲歌ってるのが、キャッシ・マクドナルド。ビッグ・ブラザー&ホールディング・カンパニーにジャニス・ジョップリンの後任として参加した女性シャウターで、ここでの起用はいささか意外な感じもする(他にはニルス・ロフグレンのグリンのLPでも歌ってる他「精神病棟」というすごい邦題のソロもある)。
こういったスワンプな曲を女性シャウターが歌うと、デラニー&ボニーからの影響を受けずにはいられないけど、ここでもそんな感じはある。