Thrasher / Neil Young
〜鳥シリーズ
thrasherとはツグミのこと(そういえば「月光の囁き」のつぐみも昼ドラに出る(てる)らしいね、「つぐみ」という映画も好きだった)。
ニール・ヤングというと圧倒的に初期が語られるが、今となっては転換期の1枚ともいえる「Rust Never Sleeps」(’79)も悪くない。既にパンクの波は終わっていた頃に、ジョニー・ロットン(ジョン・ライドン)に捧げる歌を歌うというズレ加減がニール・ヤングらしい(実際テクノが終わった頃に「トランス」を出したりした)と話題になった。パワーで押し切る、後でいうグランジなナンバーもあるが、シンプルな弾き語りも多い。Thrasherは、寓意を持った歌詞が深いナンバーでアコギとハーモニカによるシンプルなスタイル。メロディは、スティルス・ヤング・バンド時代にステージでやってた(おそらく未完に終わった「Homegrown」からの曲か)”Evening Coconuts”からの流用だが、そっちが好きな僕はOK。