Rock And Roll Lullabye / Barry Mann

〜Rock'N'Rollつながり
ＢＪトーマスのヒットで知られるバリー・マン／シンシア・ウェイル共作のＲｏｃｋ　＆　Ｒｏｌｌ　Ｌｕｌｌａｂｙｅは、バリー・マンの数ある曲の中でも、ファンにひときわ愛されてる１つ。２０００年にＡｔｌａｎｔｉｃから出た豪華なゲストを交えてのセルフカヴァー集「Ｓｏｕｌ　＆　Ｉｎｓｐｉｒａｔｉｏｎ」でも当然取り上げられ、リチャード・マークス（クリス・ヒルマンのバンドにいた事はきっとみんな忘れてるだろう）がコーラスで参加している。記憶の中では南部の朝の風景に重なり合う、ＢＪの歌声（あのイントロのｇ）があまりに脳みそにこびりついているが、本人のヴァージョンも素晴らしい。
このＣＤはあえて有名曲ばかり並べ、ゲストもキャロル・キング、ブレンダ・ラッセル、ピーボ・ブライソン、ダリル・ホールといった人たちに混じって、リア・カンケルだのＪＤサウザーといった好き者を喜ばせる心憎い人選。実際サウザーの愁いを帯びたコーラスが入った”Ｉ　Ｊｕｓｔ　Ｃａｎ’ｔ　Ｈｅｌｐ　Ｂｅｌｉｅｖｉｎｇ”は曲が大好きという事もあるけど、背筋がゾクゾクしてくる。印象的なのはインナーでの仲睦まじい、シンシアとの２ショットだ。