So You Want To Be A Rock'N'Roll Star / Byrds

ライヴ・アット・ザ・フィルモア 1969
〜rock’N’rollつながり
センチメンタル・シティ・ロマンスもカヴァーしたSo You Want To Be A Rock’N’Roll Starは、67年の「Younger Than Yesterday」に入ったナンバーだが、今日は2000年に発掘された後期バーズのライヴ、「Live At Filmore〜Feb’69」から。途中のgソロがオリジナルヴァージョンと比べて、ぐっとカントリーロックスタイルになっていて、このバンドの変遷を物語る。
時期としては「バード博士とハイド氏」の後のツアーで、新加入のクラレンス・ホワイト(g、vo)、ジョン・ヨーク(b)、ジーン・パーソンズ(ds、vo)そしてロジャー・マッギン(g、vo)の4人組。グラム・パーソンズが持ち込んだカントリーロックというスタイルは、皮肉にもグラムの脱退後、バーズがものにしたという印象で、ストリングスベンダーを弾きまくる、ホワイトの存在はカントリーロックというスタイルのバンドでは、強力な武器となっている。選曲は初期のヒット曲(フォークロック時期)と「ロデオの恋人」以降のカントリーロック路線(カヴァーが中心)が半々で、その辺は「イージー・ライダー」以前なので仕方ないか。