I Don't Want To Discuss It / Delaney & Bonnie & Friends

Delaney & Bonnie On Tour With Eric Clapton
〜want toつながり
ラニー&ボニーのアルバムで一番有名なのが、はっきりFeaturing Eric Claptonとある、このライヴ「On Tour」(’70)。LP時代は結局一度もカタログから消える事がなかったというのは、やはりクラプトンのおかげか。ここではフレンズとして、クラプトン(g)、デイヴ・メイスン(g)、カール・レイドル(b)、ジム・ゴードン(ds)、ボビー・ウィットロック(kb)、ジム・プライス(tp、tb)、ボビー・キーズ(sax)、テックス・ジョンソン(perc)、リタ・クーリッジ(vo)が参加。白人によるゴスペル・ファンク・レヴューで、男女のかけあいのvoがカッコいい。
I Don’t Want To Discuss Itは、畳み掛けるような演奏に圧倒されるが、クラプトンのgはそれまでのクリーム時代とは打って変わったリラックスした、それでいて強靭なイメージ。実際、僕がこのデュオを知ったのは「エリック・クラプトンの歴史」という2枚組、アンソロジーだったのだ。