I Want To See The Bright Light Tonight / Richard & Linda Thompson

〜ｗａｎｔ ｔｏつながり
実はリチャード・トンプソンは苦手だったりするのだけど、夫人のリンダ（現在は離婚）とのデュオを組んだ最初のＬＰは好き。初めて聞いたのは高校時代の友人Ｏのアパートだったから、もう１５年以上前。トラッドは苦手だったけど、この７４年の「Ｉ　Ｗａｎｔ　Ｔｏ〜」（Ｉｓｌａｎｄ）はジャケットも印象的だったし、それほどトラッドっぽくないような感じだったから聞いてみた。後になって、エルヴィス・コステロがカヴァーした”Ｗｉｔｈｅｒｅｄ　Ａｎｄ　Ｄｉｅｄ”が含まれてた事を知ったのだけど、タイトル曲Ｉ　Ｗａｎｔ　Ｔｏ　Ｓｅｅ　Ｔｈｅ　Ｂｒｉｇｈｔ　Ｌｉｇｈｔ　ｔｏｎｉｇｈｔは、リンダのリードｖｏで、小気味よいリチャードのｇがバッキング。ティミ・ドナルド（ｄｓ）とパット・ドナルドソン（ｂ）というフェアポート周辺のリズムセクションもいい仕事をしてる。
リチャ−ド・トンプソンの事をちゃんと知ったのは、ピーター・バラカンの放送で、あの頃はやってるものだけでなく、遡ってルーツ的な音楽を紹介してくれた、ピーターの放送（「Ｍｕｓｉｃ　Ｃｉｔｙ」（ＮＨＫ−ＦＭ））は何と貴重だったことか。