S3
- The Man With The Golden Ramrods('8?)
ストライクスは、ネオGSの中にあって、ビートルズのデビュー直後をおもわせる異色の存在だった。これはミント・サウンドからのデビューミニLPで録音等はショボいが名曲満載。現ヒックスヴィルの真城めぐみがペイズリー・ブルー時代に参加した"The Shadow"も収録。バンドは、ファンハウスからメジャーデビューしたが、セールス的に失敗、再びインディーにもどり、新宿ACBを中心としたライヴ活動を続ける。ACBには何度か足を運んだっけ。
- Can't Beat Your Brain By Entertainment('76)
ストレッチ(Stretch)は、カーヴド・エアーの「エアー・カット」に参加したジム・ラッセルとカービーが、ヴェルヴェット・オペラのエルマー・ガントリーらと結成したハードロック。メンバーの出入りも激しいが、このバンドはマネージメントの意向で、フリートウッド・マックを名乗りツアーを行わさせられた、という苦い経歴がある。1はAnchorから出た2枚目。”Got A Hold On Me”の若々しいプレイがカッコいい。
- Downtown Flyers('75)
- Red Card('76)*
- Best Of(91)
以上ストリートウォーカーズ(Streetwalkers)。ファミリーを辞めたチャップマン=ホイットニーが組んだワーキングクラスのためのハードロック。とは言ってもアクの強さは相変わらずで一筋縄ではいかない。1はデビュー作。2は2枚目で共に英米でジャケ違う。
- From The Witchwood('71)
ストローブス(Strawbs)はイエス以前のリック・ウェイクマンがいたフォークロックだが、リーダーのデイヴ・カズンズの個性が出た地味な音。とても高校生には手におえなかった。宗教的なにおいもする。
- Black & White('78)*
- The Raven('79)
以上ストラングラーズ(Stranglers)。初期パンクの中ではメッセージ性、政治的な発言と言った表面上のことだけでなく音楽的にも一番優れていた(しっかりしていた)のは、やはりストラングラーズだろう。それはデイヴ・グリーンフィールドのkbによるところも大きい。
後にヨーロッパ的なデカダンな音に変わって行くが、この頃は熱い。1では"Enough Time"が素晴らしい。2は全曲好きな1枚。日本盤初回LPはジャケットにシール(なんていうのだ、あれは?)付だった