勝手なレヴュー・セレクテッド#2〜としひこさん篇

としひこさんのテーマは「アメリカの地名」です。知ってる人は知ってますが、このネタ（州名、都市名）で以前ずいぶん引っ張ったことありますので、この案も考えたのだけどね。さて基本線がフォーク調というのは、きよさんのセレクトと同じですが、これがまるで違うのがおもしろい。
（１）はＭｉｃｈａｅｌ　Ｎｅｓｍｉｔｈ　＆　Ｆｉｒｓｔ　Ｎａｔｉｏｎａｌ　ＢａｎｄのＴｅｘａｓ　Ｍｏｒｎｉｎｇ。これは手持ちですが忘れてました。Ｍｉｃｈａｅｌ　Ｍｕｒｐｈｅｙ作。もやがかかった（きっと熱気です）ような朝を思い出します。（５）のＩｌｌｉｎｏｉｓは、Ｅｖｅｒｌｅｙ兄弟がバーバンク・サウンドの実験台となった有名な「Ｒｏｏｔｓ」からですが、久しぶりに聞くとこれまた気持ちいい。Ｒａｎｄｙ　Ｎｅｗｍａｎという人は、実はそれほど好きではないのですが（単調に感じるから）、たまに聞くと結構感銘受けたりします。（６）は、Ｄａｙｔｏｎ、Ｏｈｉｏ，１９０３で、誰が聞いてもＮｅｗｍａｎとわかります。これからＪａｎ　＆　Ｄｅａｎの（７）につながる瞬間が快感です。Ａ面Ｂ面と分けたなら、なかなかうまいです。Ｐｈｉｌｌａｄｅｌｐｈｉａ，ＰＡは、有名な「Ｓｕｒｆ　Ｃｉｔｙ」から。（８）、Ｈｏｕｓｅ　Ｉｎ　ＶｉｒｇｉｎｉａのＢｒｅｎｄａｎ　Ｂｅｎｓｏｎと言う人は全く知らなかったけど、最近の若手（？）がここに混じっても何の違和感もありません。Ｂｅａｕ　Ｂｒｕｍｍｅｌｓの「Ｔｒｉａｎｇｌｅ」というとバーバンクの名盤とされてますが、凝ったａｒｒがおもしろいＯｌｄ　Ｋｅｎｔｕｃｋｙ　Ｈｏｍｅは、フォスターの曲です。（１１）、Ｗｉｃｈｉｔａ　Ｌｉｎｅｍａｎはウイチタの鉄道員の事を歌った、Ｊｉｍｍｙ　Ｗｅｂｂの名曲。Ｇｌｅｎ　Ｃａｍｐｂｅｌｌのヴァージョンがあまりにも有名な曲ですが、Ｂｒｏｔｈｒｅｓ　Ｆｏｕｒですか・・・（１２）は（１）の作者ヴァージョン。「Ｐｅａｋｓ，Ｖａｌｌｅｙｓ，Ｈｏｎｋｙ　Ｔｏｎｋｓ　＆　Ａｌｌｅｙｓ」（’７９）から。これも持ってたけど忘れてました。いい曲です。

としひこさんの解説はここ。